お知らせ

2022 / 05 / 14  08:00

能先生のインソール作成 6月の予定

次回は、6月10日(金)14:30〜18:00の予定です。
予約があらかじめ必要ですので、お電話か受付でご相談ください。

<作成費用>
オリジナルインソール 1ペア 通常10000円(技術料・材料費・ケア指導料・2回修正料含む)
チカラ整形外科患者様(紹介) 大人6000円 学生5000円

毎日歩くために、走るために土台となっている足で困っていることはありませんか?
運動用シューズ、仕事用シューズに自分のオリジナルの足底板をつくりませんか?
足には4つのアーチがあり、バランスを保つことが重要です!
18年間、整形外科、スポーツクリニックにて足底版作成と足のケアを担当してきました。
足の痛みや問題を一緒に解決!
足の変形や運動時の足の崩れの予防をしましょう!
能 由美
MOTTO ASSIST 代表 https://www.mottoassist.com/
理学療法士
日本体育協会公認アスレチックトレーナー

<インソール作成時の注意点>
スポーツや日常生活など、インソールの使用を考えているシューズを持参ください。どのシューズに作成すべきか悩む場合は、念のためすべてのシューズをご持参ください。

2021 / 12 / 22  20:15

体外衝撃波について

体外衝撃波について

<体外衝撃波治療とは>

衝撃波を患部に照射する整形外科では新しい治療法です。

「除痛効果」や「組織再生効果」を有し、欧米ではスポーツ選手の膝や足の腱・靭帯損傷などに、低侵襲で安全かつ有効な治療法として積極的に使用され、近年日本でも腱付着部炎や疲労骨折など多くの整形外科疾患の治療に応用されている治療法です。ネーミングはオドロオドロシイですが…

当院では、焦点を絞って照射できる集束型の体外衝撃波疼痛治療装置「DUOLITH®SD1 ultra (Storz Med社 スイス)」を導入し、令和3年12月23日より使用開始いたします。医師の管理下でなければ使用できない機種で、長崎県の医療機関ではまだ数施設しか設置されていない機種です。
エステのように自由診療での請求となることが難点ですが、
注射や手術治療のような痛みやリスクがなく、手軽に行えることが魅力です。

近年の基礎実験や臨床経験において低エネルギー(0.20mJ以下)であれば骨端線への有害事象は起こらないとことが判明し、小児においても安全に使用でき、対応症例は想像以上に多くなるのではと考えています。

ただし、すべての患者さんが満足できるというわけではなく、有効率は70%前後と言われています。

 

<対象となる疾患>

・足底筋膜炎(6ヶ月以上保存治療を行っている難治例のみ保険適応 一連につき5000点)

・腱の炎症性疾患(テニス肘、ゴルフ肘、石灰沈着性腱板炎など)

・腱のスポーツ障害(ジャンパー膝、鵞足炎、アキレス腱炎、足部の各種腱炎など)

・骨のスポーツ障害(疲労骨折、骨折遷延治癒、偽関節、有痛性外脛骨、二分膝蓋骨など)

・成長期のスポーツ障害(オスグッド病、シーバー病など)

 

<治療の特徴>

・1回の治療時間は約10〜15分で、麻酔は通常行いません。
・治療頻度は1〜2週に1回、原則は3回ですが、症状が改善しない場合は追加で行うこともあります。(1回では有効性を実感できないことがあり、2回以上実施し有効性を判断します。)

・ピンポイントの病変、深い病変、骨病変に適しています。

 

<費用について>

難治性足底筋膜炎以外の疾患では、自由診療(初回10000円 / 2回目以降5000円)となります。

2ヵ所以上を治療される場合、2ヵ所目以降の部位においても同様に初回10000円、2回目以降5000円の費用が必要となります。

 

体外衝撃波治療を希望される場合は、月、火、木、金曜の「午後3時〜4時まで」の時間に予約制で行いますので、受付にご相談ください。

 

(衝撃波とは、高出力の音波です。医療の領域では、1980年代から腎結石を破砕する際に使用されました。現代の疼痛治療においては、結石破砕装置の約10分の1の出力が使用されています。)

2020 / 09 / 06  21:30

オスグッド病について

「オスグッド病」は、みなさん一度は耳にしたことがある膝下ではないでしょうか。
日常生活では困ることが少なく、成長期が過ぎると痛みがなくなるため成長痛として軽視されがちですが、対応を誤るとスポーツ選手では、競技力が低下したり、成長終了後も痛みが持続したりすることがあり、実は注意すべき疾患です。
正式にはオスグッド・シュラッター病(Osgood-Schlatter病)と呼ばれ、100年以上も昔に、アメリカ人放射線科医オスグッド氏とスイス人外科医シュラッター氏により同時期に発表されたことが由来です。
主な症状は、膝のお皿の下の少し骨が突出した部位(脛骨粗面)の痛みです。スポーツ活動を活発に行っている小児で、約7〜10%の発生率と報告されています。
幼少期の脛骨粗面部は全体が軟骨の状態です。11歳頃から中央部を起点に骨が形成されはじめ、14歳頃に全て骨に置換されます。この軟骨が骨に変化する時期に組織の強度が低下すると考えられ、スポーツ活動でストレスがかかりすぎると、脛骨粗面に亀裂(裂離骨折)が生じます。これがオスグッド病の正体です。
この疾患は進行性です。まず脛骨粗面部に炎症が生じ(Type 0)、その後、骨または軟骨に亀裂が発生します(Type 1 / 2)。さらに亀裂が拡大し、上方へ牽引され完全に分離してしまうと、脛骨粗面部は著しく変形してしまいます(Type 3)。亀裂が拡大すればするほど治療期間もかかり、終末期に至れば完全な治癒は望めません。練習がハードになると痛みでパフォーマンスが低下し、場合によっては手術が必要となるケースもあります。
短期間に後遺症なく治すためには、
①痛みを感じたらすぐに整形外科を受診する(早期発見)
②診断がついたら3〜4週程度は患部を安静にし、修復期間を確保する。特にジャンプやダッシュ、キックなどの動作を避ける(早期安静)
③スポーツ活動を休止している間に柔軟性の改善や体幹強化を行い、痛みがないことを確認しながら徐々に運動量を上げていく(再発予防)ことが大切です。
順調に経過すれば6〜8週間でスポーツ復帰が可能と考えます。
オスグッド病だけでなく、スポーツ障害は予防がとても大切です。日頃からストレッチや体幹トレーニングを継続する習慣を持ちましょう。
(長崎新聞 令和2年9月7日掲載)